着々と本番に向け整いつつあるMURO FESTIVAL 2014。
今回はO-Crestに最も縁のあるバンドの一つ、グッドモーニングアメリカから、たなしん(Ba)が満を持して登場!
室:今のグッドモーニングアメリカはどう?ワンマンツアー中だけど。TwitterでなんばHATCHでの集合写真見たんだけど、アレはすごかったね!思わず保存しちゃった!
たな:今までで一番広いワンマンキャパでのライブでした。東京だとEASTがMAXだったんで。いいライブが出来たと思います!
室:最近グドモは各地でめっちゃフェスでてるじゃない?その中であえて小規模フェスのMURO FESに出るっていうのは、たなしん個人としてはどういう心持で臨んでくれるのかな?
たな:ハイハイ。もちろんすごく楽しみにしています。長崎でFM長崎がやっているスカイジャンボリーっていうフェスがあるんです。そこの生放送で同じような質問をしてもらって、「スカイジャンボリ―以外で心待ちにしているフェスはなんですか?」て言われ、迷わず「MURO FES」って答えました。
室:えー!うれしいなーそれは!(笑)
たな:スカイジャンボリーも最初は小規模フェスから始まって、確か今年で15周年なんですけど、15年間FM長崎の同じスタッフでやっているそうなんです。今は規模が大きくなっているんですが、そういう空気感が伝わってきました。手作り感というか、熱意というか、その生放送の雰囲気がなんかすごく良かったんですよ。出演者がテンションあがるような雰囲気っていうのかな。
以前このインタビューで太佑君(アルカラ)が、出演者の7割くらいしかMURO FESの熱が伝わっていないんじゃないか、と言っていましたけど、オレもそう思います。
ただ、出演したバンドは恐らく100%熱意は伝わると思いますけど。
室:そうだね、その想いが塊になってお客さんにも伝わればいいな!
たな:オレらもまたコンピレーションアルバムを出すんですけど、「バンドとは!?」っていうことになってしまうんですが、そのコンピに参加してもらうバンドを考えているときって、ホントにワクワクするんです(笑)。そのコンピのイベントをやって、お客さんがこのメンツのライブをみてどう思うんだろう?とか。それって血が通っているってことだと思うんですよ。“初めまして”のバンドもいると思うんですが、そういうバンドにも熱は伝えていきたいですよね。今回、アニメのドラゴンボールのエンディングをやらせてもらったんですけど、オープニングのアニソンの方々なんて、ホントにうまいんですよ。オレらなんかよりずっと。だからオレらは「熱」でしか伝えられないんです(笑)。
MURO FESも、そんなフェスだと思っています。
室:そう!“MURO FESでしか見られないライブがある”っていうフェスにしたいな!
初めましてのバンドにも、想いをどれくらい伝えられるかっていうのがオレの役目だと思うんだよね。フェスに対する熱意というか。だから、今回は全バンドに朝集まってもらって、顔合わせをやりたいんだよ。オレの気持ちをしっかり伝えたいから。
たな:あーいいですね!毎回話しているけど、そういう想いがお客さんにも「熱」になって伝わると思います。
オレらは、おこがましい言い方かもしれないけど、MURO FESを引っ張っていくバンドの一つだと思っているんですね。ライブの良し悪しは当日になってみないとわからないけど、良いライブをしなければいけないっていう責任感は感じています。若手にも良い刺激になるようなライブをしたいと思っています。太佑君も言っていたけど、“期末テスト”的なフェスっていうのは、その通りですね(笑)。
室:MURO FESの他のフェスと違うところは、バンドのフェスに対する気持ちが一つ一つすごくでるフェスかなぁと。たくさんの人の前でライブをするだけじゃなくて、バンドがバンドに刺激をもらって、よりアツくライブができる場なのかなと。
あと、なかなか見られない対バンが見れるよね、間違いなく。グッドモーニングアメリカなんかの背中を、後輩バンドは見てほしいな。勇気を与えるようなライブをしてほしいです。Crestでやっていたバンドがこんな大きくなるんだ!みたいな。
たな:確かに!恐縮です(笑)。Crestに出ているようなバンドマンにも、たくさん見に来てほしいですね!結局は“楽しい”ってのが一番なので。逆にMURO FESを見て、Crestに出たいって思ってくれればいいですよね。
もちろんお客さんはただただ楽しんでもらいたいです。出演者とお客さんがこれだけ近いフェスも他にないでしょ!
室:その通り!それに、フェス好きな若いお客さんも増えてきているから、そういう人にはフェスだけじゃなくてライブハウスにも足を運んでもらいたいんだよ。対バンイベントもワンマンも、やっぱりライブハウスはワクワクするよね。
MURO FESはCrestに出てくれているバンドへの恩返しっていうのは、あるのかもしれない。スカイジャンボリーみたいじゃないけど、10年は続けたいね。この場所(晴海客船ターミナル)が使用できるのも、今年が最後かもしれないけど・・。
たな:オレらもEASTで毎年「あ、いい音楽ここにあります」フェスをやっていますけど、他のバンドを見に来たお客さんが、それに出ている違うバンドを見て好きになってほしいです。「いいフェス」はそういうキッカケになるイベントにしたいです。
同じような空気感があるMURO FESは、ライブハウスの延長で野外フェスっていうのが伝わってきて、出演者も気持ち的に楽しいんですよ。いい緊張感もありつつ。
室:そういうのはうれしいね!そういう雰囲気がお客さんにも伝わっているから、過去2回もすごくいいフェスになったんだと思う。
たな:なんだかんだ言って結局は「つながり」ですよね。どのバンドも絶対仲がいいバンドがいたり、助けてくれる仲間がいるから、それで成り立っているMURO FESはフェスのあるべき姿だと思います。
室:それ!MURO FESに出てくれているバンドも、すべてバンドからの繋がりや、Crestでの繋がりだからね!100%!
今回繋がったバンドなんかは、今後のそこからの繋がりがとても楽しみだなぁ。
一言で「MURO FESとは!?」て言われると難しいし、長い年月をかけて培ってきたものだから言葉にするとちょっと安っぽくなっちゃうから、ひとまずお客さんも出演者も、その場で体感してほしいね!
たな:今年もまた楽しくなりそうですね!“ウナギ屋さんのずっと使ってる秘伝のタレ”みたいな、長い年月をかけて積み上げてきたものを体感する場ですから(笑)。
あ、ちなみにここ(Crest)が「ファイヤーの原点」です(笑)
■ライブとなんら変わらないテンションで登場したたなしん。そのテンションとは裏腹に、MURO FESに対する熱い想いがヒシヒシと伝わってくる良いインタビューでした。
写真にも見て取れるように、熱い想いがみなぎり過ぎてパンツ一丁になってしまった主催の室氏(35)。3000人以上の「ファイヤー!」が、晴海の空にこだまする光景を見てみたいです!
INTERVIEWER: KOSUKE SHIMAKURA (O-EAST)
あっ、良い音楽ここにあります。その四」発売決定!!
V.A.「あっ、良い音楽ここにあります。その四」
発売日:8月20日(水)
価格:\800(税抜) ※7,777枚完全限定盤
※詳細は後日発表(18バンド18曲収録予定)
http://goodmorningamerica.jp/