MURO FES 2014インタビューは、2回目にして早くも座談会が実現!
主催の室氏に加え、森の愉快な仲間たちが集会場に集合しました!
肉食系ビーバー・SUPER BEAVER 渋谷氏(Vo)、お酒を飲んだらグリズリー・DIRTY OLD MEN 山下氏(G)、バンビ的ベーシスト・GOOD ON THE REEL 宇佐美氏(B)、ハイポジション四弦サル・Halo at 四畳半shirai氏(B)、酔いどれオオカミ・ircle 河内氏(Vo&G)と、個性強すぎアニマルズが言いたい放題大騒ぎ!
※河内氏は座談会集合時間に渋谷駅に到着した為、序盤は不在です。
──本日はお忙しい中ありがとうございます。さて、2014年のムロフェス座談会を始めようと思います。特にテーマは無いので、みなさん言いたいことを言ってください。でもその前に、室さんの耳、どうしたんですか? ※室氏の右耳に大きくテーピングが。
室:あ、気づきました?3日前手術したんです。なんかバイキン系で。
一同:おお~!(ザワつく)
室:あれ?今日河内は来ないのかな(笑)?
渋谷:あ、いまLINE来ました。「すいません15時半かと思っていました(中略)今ゆるりと向かっています」って返事が(笑)。
一同:爆笑
宇佐美:ゆるりとって(笑)。急がないんだ(笑)。
山下:「みんな怒ってるよ」ってメールしといてよ(笑)。「宇佐美がもう帰っちゃうよ!」って(笑)。あの野郎!
宇佐美:いや、ケツ無いですよ?全然大丈夫(笑)。でもこの無鉄砲さがないと河内らしさが無いですよね(笑)。
室:とりあえずブーヤン(渋谷氏)と拓実(山下氏)の距離近くない?
※写真参照。物理的距離が極近。
一同:爆笑
──3回目のムロフェスなわけですが、みなさんの心境を聞かせてもらえますか?
渋谷:オレらは1回目は出られたんですけど、昨年は前日にワンマンが入っていて出られなかったんです。でも見には行ったんですけど、いや~悔しかったですね!出たかったなぁって!無理にでも出ておけばよかったなと!だから今年はこのためにツアーずらしました(笑)。
宇佐美:去年打ち上げの時、オオイさん(バイザラウンド)がブーヤン(渋谷氏)に、「お前ら、ワンマンだか何だか知らねぇけど、出りゃよかったんだよ~ぅ(酔)」って、ず~っと言ってましたよ(笑)。
渋谷:マジそんな感じでずっと絡まれていました(笑)。バイザラウンドもそのタイミングでワンマンだったのに、ムロフェスにも強行で出たんですよね(笑)。そんな感じで悔しかったので、今年は出られて本当にうれしいです。去年の分も今年はガツンとやりたいです!!
室:SUPER BEAVERは去年そのかわり、ムロフェス後夜祭(O-Crestにて開催)のトリをやってもらったじゃないですか。あの時のライブがメチャクチャよくて、泣きましたよ。ま、心の中でだけど。
一同:笑
渋谷:それ結局実際は泣いてないじゃないですか(笑)。
──今日のメンツの中で、Halo at 四畳半だけはムロフェス今年初出場ですよね?
shirai:そうです。僕らも去年はDIRTY OLD MENさんと同じ日に後夜祭に出してもらって、「来年こそは!」て思っていました。僕も去年は一人で晴海へ見に行ってました。実際にムロフェス会場に行く前までは“出たかった!”と思っていたんですけど、実際ライブが始まってみると、出ているバンド全部“悔しい”って思う隙もないほどカッコ良くて・・。まさか今年自分たちが出ることが出来るとは思いませんでした。
室:今年の出演バンドの中ではダントツ若いよね。20歳と21歳?
shirai:ですね!
山下:え!若ぇ!・・・未来しか無ぇ!(笑)。
渋谷:アホなこと言ってる場合じゃないですよ(笑)。
室:ちなみにブーヤン(渋谷氏)と宇佐美と河内が同い年だよね?
渋谷:ですね!ちなみにブルエン(BLUE ENCOUNT)の田辺も同い年です。あ、田辺の話はどうでもいいですね(笑)。
~ここで河内氏から渋谷氏に電話。室氏が対応~
室:今渋谷ついたって!結局15時半(河内氏勘違いの座談会開始予定時間)でも遅刻じゃん(笑)!
──河内さんは置いておいて、今回の座談会の中で最年長のDIRTY OLD MEN山下さんとしては、どう考えていますか?
山下:どう?(渋谷氏に向かって)
渋谷:いや!オレじゃないですよ!
室:DIRTYの中で一番しっかりしてない拓実!
山下:何も考えて無かった(笑)。そうですねぇ、出るバンドみんな、仲良しこよし・・・ではなく!!
一同:おお!!!(笑)。
山下:ライブは実際バチバチでやれたらなと。ムロフェスって、バックヤードはみんなすごく仲いいじゃないですか。でもライブは闘争心ハンパ無いみたいな。で、打ち上げになると・・・※この後過去の打ち上げの話で10分盛り上がったのですが、ムロフェスには全く関係ないので割愛します。
渋谷:いつもこの話は出ますけど、今回も打ち上げはひどそうですよね。
宇佐美:いや、一日長いから、意外と打ち上げまでくるとみんな元気ないんですよ(笑)。朝のあの時間まで元気なのは、LACCO TOWERだけです(笑)。
一同:爆笑!
室:そういえばこのメンツはみんな、Crest10周年企画に出てもらったバンドですね。
~ここで河内氏から室氏へLINE~
室:あ、河内がその辺にいるみたいだから、探してこよう。
※2分後
河内:ホントすいません!!!整いましたので、よろしくお願いします!!!
渋谷:なんでお前が仕切ってんだよ(笑)。
一同:笑
室:さて、役者がそろったようです(笑)。
宇佐美:それ言いたいだけですよね(笑)?
──そんな千両役者・河内さんが思うムロフェスとはなんですか?
河内:一番楽しい野外フェスです!あ、屋内ステージもあるから野外とは限らないか・・・。えーっと、東京で一番最高な・・・(キョロキョロ)。
渋谷:なに周りを伺いながら話してんだよ(笑)。
山下:そして内容が浅い(笑)。
河内:東京で一番最高で、心身ともに・・・。心身・・・。えっとぉ・・・。
宇佐美:ともに?
河内:異空間を楽しめる野外(とは限らない)フェスです!!
一同:爆笑!
shirai:異空間て、良いですね(笑)。
渋谷:異空間かどうかはわかりませんけど、確かに外で海見ながら歌うってのは、ホントいいよなぁ~。
室:この場所もオリンピックの関係でいつまでムロフェスができるかわからないから、オレも全力でがんばります!
※この後、会場についての話から、なぜか東京湾埋め立ての歴史、フェリー上でのフェス開催の可能性、果ては島流しについての話題になったのですが、これもムロフェスにほとんど関係ないので割愛します。
──そういえば昨年は途中、ゲリラ豪雨で2度中断しましたよね?
室:いや~あの時は本当に困った。「この後中止になったら振替公演どうしよう」とかすごく考えましたよ。出番がまだのバンドは後日、O-EASTで再開とか(笑)。
宇佐美:最初の中断はcinema staff最中でしたよね。そのあと再開して真空ホロウがやって、でまたircle前で雨で止まって。
河内:オレらの前で中断したから、もう半分寝てた!!
渋谷:ステージにいたじゃねぇかよ!半分寝るなよ(笑)!
一同:爆笑
河内:あの豪雨の時、「俺ら折角出られたのにこんな感じかぁ」と思いましたよ。
宇佐美:確かに。「ライブやらないで帰るんだぁ」と思いましたね。
でもあの瞬間、雨でお客さんや出演者のモチベーションが下がりかけたときに、出演者の何人かが率先して雨の中盛り上げようとしてる姿って、ムロフェスならではじゃないですかね。
室:あれはよかった!感動した!
山下:あー!オレ、それやってた!「オレらがテンション上がってたらみんな上がるでしょ!」って思って(笑)。
宇佐美:そうそう、拓実君(山下氏)のみんなへのファイトとか本当に感動しましたよ。まぁ、ただの酔っ払いだったのかもしれないけど(笑)。
河内:たなしんさん(グッドモーニングアメリカ)とか太佑さん(アルカラ)も!幸一さん(グッドモーニングアメリカ)はただの酔っ払いだったかな(笑)。
──ムロフェスって、全体的にアットホームですよね(笑)。
河内:そうですね、みんな趣味が合うというか馬が合うというか・・。楽しいですよね。
渋谷:知らない人(出演者)いないからね(笑)。
山下:前も言ったかもしれないけど、1回目の開催から「良いフェス」って、あんまりないんじゃないですかね?室さんは色々大変なこともあったと思うけど、あれだけ出演バンドが居心地がいいというか楽しいフェスって、なかなか無いですよきっと。
一同:拍手
河内:DIRTY OLD MENは3回目ですよね?
山下:そうだね。今回も合わせると3回とも出れる。でも当たり前に毎年出られるとは思っていないから、これからも日々の積み重ねだと思うよ。
──SUPER BEAVERは1回目のムロフェスでオープニングゲスト終わりのトップでしたよね?
渋谷:バンドやって満8年たちますけど、上半身裸になったのはあれが初めてでした(笑)。
河内:筋肉ライブ。
渋谷:おい(笑)!
山下:渋谷コスギ。
渋谷:おい!!
河内:shirai喋れよ!
shirai:いや!緊張してるんですよ(汗)。
渋谷:この中で喋れるわけ無ぇじゃねぇかよ!みんなが言いたい放題で(笑)。
山下:センチュリートゥエンティワァーン(ケインコスギ風に)♪
室:好き勝手すぎる(笑)。
渋谷:全然まとまらないじゃないか(笑)。
山下:今年は下だけ脱いで暴れるって本当?
渋谷:筋肉関係ないじゃないですか!事件になっちゃうし(笑)!
河内:下脱いでセーター着てライブ?
山下:セーターの袖切っちゃえ(笑)。
渋谷:もはやただの変態じゃないですか(笑)!
山下:ケイン渋谷。
渋谷:だから筋肉ライブじゃないですって!
一同:(この間ずっと)笑
──室さんは今年も最初と最後にMCするんですか?
宇佐美:あ、あれオレ、好きですよ。
渋谷:あの時(1回目ムロフェス時)、室さんホントに余裕なくて、怖気づいてなぜか「みんなでステージ出ようよ!」とか言い出しましたよね(笑)。
室:違うんだよ。オレはね、いつでも余裕なんて無いんだよ(笑)。
一同:笑
宇佐美:最初はいつもグダグダですけど、最後のMCは最高ですよね。メッチャ感動しちゃってますよね(笑)。
渋谷:そう!最初はおじいちゃんみたいな感じでフワフワじゃないですか(笑)
河内:あの“脳みそ溶けてる感”いいですよね(笑)。
山下:結果、覚えてないんだよね(笑)。
室:そう(笑)。疲労と感動で何にも覚えてない(笑)。
宇佐美:今年は良い天気だといいですよね!
──そろそろまとめましょうか(笑)。みなさんは今後ムロフェスに何を望みますか?
宇佐美:規模は大きくしていきたいですよね。会場を大きくしたいとかもあるんですけど、無理矢理じゃなくて、自然とオレらの頑張りで大きくなっていけたらいいですね!
室:そう、自然に大きくなってくれたらいいね。でも会場が大きくなっていくにつれて、小さなライブハウスとの距離は遠くなっていく気がするから、バンドが一つ一つ大きくなっていって、オレも1年1年本気でムロフェスや、クレストをやって、気が付いたら10年目でした、みたいな感じだと最高です。
山下:そういえば室さんはムロフェスを今後どういう風にしていきたいんですか?
室:そうだねぇ、さっきも言ったみたいに、自然に大きく大きくなっていくっていうのは大切だね。あとは、とあるフェスに行った時に感じたことなんだけど、「あれ?この出演者は政治的な何かで出ているのかな?」と、少しでもお客さんに感じさせてしまったら面白くないので、ムロフェスに関しては“日本一楽しいイベントにしたい”“血が通ったイベントにしたい”の一言に尽きます。
それとこれだけは言っておきたいんだけど、残念なことにキャパや時間に限りがあるので、出たくても出られないバンドが山ほどいるんですよ。だから出るバンドにはそこに恥じないライブをしてもらいたいです。“こいつらが出てて間違い無いな!”って、出られなかった人たちを納得させられるライブをしてくれると信じています。
一同:拍手
shirai:僕は3つ言いたいことがあります。まずは“室さんに気に入ってもらっているから出られた”みたいに思われるのは絶対嫌です。出られなかったバンドたちにも“Halo at 四畳半が出られて良かったな”って実力で納得してもらいたいです。
2つめは“若さ”っていうのは気にしてほしくないです。純粋に曲の良さやライブの良さでアピールしたいです。最後は、室さんに声をかけてもらった時に「オープニングアクトかメインアクトか、どっちがいい?」って聞かれて、迷わず「メインで!」って答えたんで、そんな僕らの決意を見てもらいたいです!
河内:オレらも初年度、出たかったけど出られなかったので悔しくて悔しくて。“ここにオレらがいるべきでしょ!”って思っていました。そういえば今年は特に周りからもムロフェスに出たいって良く聞きます。
山下:良いイベントだからこその悩みですね。でも出演するバンドもみんな、自分たちで這い上がってきているからね。
渋谷:そうですよ。呼ばれるべくして呼ばれたっていう自負もあるので、絶対間違いない選択だったと室さんに思ってもらえるよう、ビックリさせられるようなライブをします!
室:いいね!実は“ムロフェスって所詮ギターロックのイベントでしょ?”ってくくられるのが一番嫌いなんです。むしろそうはなりたくないんで。“いいライブをするバンドのイベント”です。あと、昨年の前説MCでも言ったんですけど、とにかくみんなにはバンドを続けてもらいたいですね。やっぱり解散は淋しいですよ。みんな、頼みます!
一同:うなずく
薄々予想はしていたものの、過去最高に脱線する座談会となりました。
宇佐美氏・渋谷氏・河内氏の同年齢グルーヴが炸裂し、完全にマイウェイなお兄さん山下氏が暴走し、末っ子shirai氏が加わり、長男・室清登がまとめるという、謎にバランスの良い1時間でした。
バカ話ばかりでしたが、笑顔の中にも各々内に秘めた闘志がメラメラと垣間見えました。放っておけばただの愉快な森の仲間たちですが、ステージに立った彼らは違います!そんな彼らを7月27日にぜひ見てください!
INTERVIEWER: KOSUKE SHIMAKURA(O-EAST)
お・ま・け!