スッカリ春めいてきた4月某日、MURO FESTIVAL恒例座談会が某所で開催された。タケト氏(Half-Life)、白井氏(Halo at 四畳半)、秋山氏(CHERRY NADE 169)、須藤氏(Rhythmic Toy World)、村田氏(真空ホロウ)、伊井氏(ircle)と、気づけばメンズばかり、そして偶然か必然かベーシストが6人、フレッシュから中堅、果てはベテランフレッシュまで集合!室氏を加え計7人で、頬を撫でる爽やかな春風とは正反対の濃いメンバーでお送りします!


──偶然か必然かベーシストが6人集結



・前列L→R 秋山、室 後列L→R 須藤、村田、タケト、伊井、白井




室:今日は集まってくれてありがとうございます!偶然ベースばかりが集合することになりました(笑)。ベース以外にも声をかけていたんだけど、スケジュールが合わなくて結果こうなりました(笑)。でもベースの話は無しでいきましょう。


一同:笑


室:では、まずはムロフェスに最初から毎年出てくれている真空ホロウから一言お願いします。


村田(真空ホロウ):いやぁお陰様で毎年連続4回目!この出られる喜びを!一緒に一歩一歩ムロフェスの歴史が作ることができるのはいいですね。同窓会みたいな感じかな!





室:では2回目のRhythmic Toy World、Halo at 四畳半!


須藤(Rhythmic Toy World):もう夏の風物詩ですね!個人的には3回目のムロフェスで、1回目はたなしんさん(グッドモーニングアメリカ)を担ぐ役で登場し、去年一昨年とライブさせてもらうことができました。去年なんて楽しすぎて言葉にならないです。雨もすごかったし(笑)。僕らが「フレフレ」という曲をやったから降ったとか降らないとか・・。


一同:笑


白井(Halo at 四畳半):俺も2年前はたなしんさん担ぎに行って、去年はバンドで出させてもらって、今年も声をかけてもらえて嬉しいです。個人的にもCrestスタッフとしてバイトしていて、半年くらいかけてスタッフみんなで駆け上がっていくところを見ているので、また今年も晴海で開催できることがすごくうれしいですね!


室:積み上げてきたものがあるからね!じゃぁ初めてのHalf-LifeとCHERRY NADE 169、どうでしょうか?


秋山(CHERRY NADE 169):秋山からいきます!今年4回目のムロフェスだと思うんですけど、1回目は見に行って、2回目は見に行ってCrestでやるムロフェス後夜祭に誘ってもらって、去年は見に行って後夜祭のトリをやらせてもらって、当日はかき氷屋やっていました(笑)。800杯!800杯売りました!800杯!800杯!! 


村田:何杯?


秋山:ハッピャッパイ!!


一同:笑
※皆様も「800杯」(ハッピャッパイ)と口に出して言ってみてください。





秋山:なので、ムロフェスは毎年段階を踏んで、一歩一歩近づいてきたものなので、今年誘ってもらって本当に嬉しいです!


室:秋山は?


秋山:はい、秋山も嬉しいです。秋山も喜んでいます!


一同:笑


村田:で、今年はかき氷何百杯売るの?


秋山:え!?あ、ハッピャッパイ!ハッピャッパイ以上売ろうと思っております!!


一同:爆笑




タケト(Half-Life):お前の後喋りにくい(笑)。オレは室さんと知り合ってからそれほど日が深くないんですけど、2年前くらいから知っていて、バンドとしても色々あって身軽になったこのタイミングで誘ってもらえてうれしいです。


室:Half-Lifeはもちろんずっと前から知っていて、個人的にも好きなバンドだったから出てもらえてこちらこそ嬉しいです。では、これからは自由に喋ってもらっていいので、みなさんどうでしょう?あ、伊井ちゃん(ircle)がスタジオの為遅れてきます。


白井:俺、過去のインタビュー全部読んでいて、今日もここに来る途中全部復習してきました(笑)


室:意識めっちゃ高い!(笑)


村田:(公演概要を見て)あ!バイザ出られるんだ!色々あったBYEE the ROUND!!


室:そうだよ(笑)





村田:いや~よかったなぁ(笑)。今サトシアンテ絶好調らしいよ(笑)。あ、そういえばみんな、室内ステージと外と、どっちやりたい?


室:それは聞きたいね!秋山から。


秋山:外ですね!室内もいいんですけど、外の開放感はハンパないです!


室:でも室内でパンパンにしたらお客さん800人くらい入るよ!?


秋山:あ、じゃぁ室内がいいです!


一同:笑


村田:おい!そこは「ハッピャクニン」て言えや!!


一同:爆笑


秋山:そうだった!(笑)


室:かき氷は?


秋山:ハッピャッパイ!!!


一同:爆笑


白井:俺らも外がいいですね!去年は室内で出してもらって、うれしいことに入場規制になりました。なので今年は外でやってみたいですね!でも室内ステージは涼しいし、楽屋も広くてすごくいいんですよねぇ・・。


タケト:中も外も両方やったことある人この中にいないのかな?


村田:オレらは1年目外、2年目も外、3年目は中のステージでやったんだけど、今年も中がいいかな。もちろん涼しいのは良いところだけど、大きな窓をバックに後ろから光が射すっていうシチュエーションてのはなかなかないよね。


室:あれいいよね!真空ホロウみたいに、なんだか室内ステージが似合うバンドっているんだよね!


白井:あ!去年思ったんですけど、外のステージだと常にライブやっているけど、中だとわざわざ中のステージを見にお客さんが来てくれるじゃないですか。それが嬉しいし、ありがたいですよね。




須藤:僕は外のステージしかやったことないですけど、今年もできれば外がいいですね。室内は室内の良さがあると思うんですけど、あの、音と一緒にどこまでも飛んでいけるみたいな感じがたまらないです。雨は怖いですけど。


村田:オレらも降られたことあるなぁ。中途半端なら逆にテンション上がることもあるんだけど、本気で降られちゃうとどうしようもない(笑)





室:外のステージだとやりやすいとか、バンドとしてはあるの?


須藤:外はとにかく暑いです!僕らは結構ライブ中に動くし、倒れそうになります(笑)。でもお客さんもすごく汗かいて楽しそうにしているので、「負けられない」っていうのはあります。


村田:よし、室内ステージに立候補しちゃおうかなぁ!


一同:・・・・


村田:誰も賛同しねぇ!(笑)


一同:笑


タケト:おれらはどっちでも!


一同:お~!!


室:まだまだ発表していないバンドもいるんですけど、毎年タイムテーブル組むのが超絶大変なんですよ。なるべく違った雰囲気のバンドを同じ時間の別ステージにしたり、色々工夫しているつもりなんです。


白井:7月中旬まで室さんからタイムテーブルも来ないので、ドキドキですよね!


村田:去年はAJISAIが活動休止して、一昨年はJeeptaが活休になって・・・今年はまさか・・・!?(チラリとタケト氏に目をやる)


タケト:おいやめろ!!リアルになるやないか!(笑)。ドキドキするわ!(笑)


一同:爆笑


室:ムロフェスの後もライブ決まってるでしょ?(笑)


タケト:はい(笑)


須藤:そんなジンクスみたいのあったんですか(笑)?


室:いや、そんなことないよ。初年度はないし、最近チョイチョイかな。バイザも危なかったし(笑)。まぁバンドを長くやる上で、ムロフェスに限らず、何かを長く続けてると、中には止まってしまうバンドもいるのは否めないよね。UPLIFT SPICE、The SALOVERS、ecosystem・・・chaqq・・はやっているのかな?


一同:笑


村田:chaqqはやってるんじゃないですか?(笑)。ガタガタしてそうですけど(笑)。「東のバイザ、西のchaqq」みたいな(笑)


一同:爆笑


村田:さっきの同窓会の話じゃないけど、ハイスタ世代はみんなでそのシーンを引っ張って行くみたいな空気があったけど、最近そういうのが少ないと思うんですよ。だからオレらでそういうのを出していって、引っ張っていきたいですね。グイグイ!グイグイって!こんな風にグイグイって!



↑グイグイしているところ


~ここで伊井氏(ircle)が登場~






室:ひと通りみんなに室内ステージか外のステージどちらがいいか聞いたんだけど、どっちがいい?


伊井(ircle):いやー外がいいですけど、色々前科があるので・・・(苦笑)
※2012年出演の際、スピーカーの上に乗って怒られたり、翌年は大雨に降られたりしたこと)





村田:オレ、昨日一昨日飲み過ぎて、今全力で喋ってるんだよ。それについてさ、どう思う?


一同:笑


伊井:どう思うって(笑)


■ではここで秋山さん、面白い話してもらえますか?


秋山:え!?いきなり!?おれ、出落ちなんですよね!顔からして!あ、そうだ、さっきからかき氷の話偉そうにしていますけど、おれ、かき氷作ってないんですよ(笑)。受付の係だったんで(笑)


一同:爆笑


村田:作ってないんか!!(笑)


白井:かき氷の話ばっかりですね(笑)


秋山:去年はghostnoteのおおちゃんと、アオイハルの木坂君とかき氷担当してたんですけど、ghostnoteがライブしているときかき氷の前めっちゃ行列でした!でもみんな、顔はステージで心はかき氷ッて感じで!なんだか並んでいても楽しそうだなって!


室:心はかき氷じゃダメじゃん(笑)


秋山:あ!そうですね(笑)。顔だけライブじゃダメですよね(笑)


伊井:それがムロフェスね(笑)


村田:ちなみに何味が一番売れるの?


秋山:「ムロレインボー」です!全味のシロップかける、すげー面倒くさいやつです!おれ作ってないですけど!!


一同:爆笑


秋山:ただ、かき氷屋やると他のライブが見られないんですよ。800杯以上売りたいんですけど、そこだけがネックなんです・・・。


室:もうCHERRY NADE 169だけかき氷ステージ作りなよ(笑)


秋山:もう意味分かんないですよ(笑)。「担当:ベース&かき氷」って(笑)





■かき氷の話はそこまでにして、そろそろまとめましょうか(笑)


室:僕らもそうですけど、みんなのがんばりで、新しいお客さんがライブハウスに来たいって思ってくれるようなフェスが作れたら幸せだな~と思いますね。あ、そうそう、ライブハウスに来るお客さんて増えていると思いますか?


タケト:いや、減ってはないと思います。


村田:でもライブハウスも増えてない?ライブハウスの持ち味がないところも多いから、出る方としても迷っちゃうなぁ。


一同:(頷く)


室:そこはCrestとしてはきちんと軸をもってやっていきたいね。


伊井::それにしてもムロフェスは日本全国各地からバンドが集まっていますね。北海道がいないかな?沖縄は・・・Half-Lifeがいるか。


タケト:いやボーカルだけな(笑)


一同:笑


室:四国の方から東京、千葉、茨城、埼玉、名古屋、新潟、九州などなど・・・ね。さて、みなさん最後にムロフェスへの意気込みを聞かせて欲しいです。


伊井::僕らは年齢的にもムロフェス歴的にも中堅に当たるので、「絶対他のバンドより良いライブするぞ!」というよりは、自分たちなりのライブをやります。あとは(アンプに)登らないように(苦笑)。


村田:4月8日にアルバムをリリースしたので、「真空ホロウ」というタイトルなんで、それを買ってもらえたらうれしいなぁ?(笑)。それはそうと、個人的にはこっちもガッツリ楽しみたいです!早く当日こないかな!


須藤:7月26日、東京晴海客船ターミナルにてムロフェスが開催されるわけなんですけど・・・。


室:ちょっと!すごくテンション低いんだけど(笑)?去年は初出演ですごく元気良かったのに!2年目になるともうこれ!?


須藤:そんなことないです(汗)感無量ですよ!えっと、ムロフェスはですね、出演者としても見に来る人たちにとっても、本当に楽しいと思います!良いバンドばっかりでるし!お祭りだなと思うので、フェスティバル!




村田:お祭りだと思ってフェスティバル!!


伊井::一緒!(笑)





一同:笑


タケト:ircle、Rhythmic Toy Worldなんかが中堅だとしたら、おれらはもうオッサンじゃないですか。でもまぁ、オールドルーキーですけどフレッシュな気持ちでやりますよ。こいつら(須藤氏)すっかりダレてきてるみたいなんで(笑)。「俺らわかっているから」っていうAirをぶち壊してやりますよ。フレッシュパワーで(笑)。デビューアルバムの曲だけやろうかな(笑)


白井:待望のムロフェスに去年も出て、今年2年目で、初年度とは違って先輩方と同じ立場でライブができると思うので、年齢とか関係なく、この1年間培ってきたものをすべて出せるようなライブをしたいと思います。周囲で同期のバンドがいろんな所でがんばっているんですけど、オレらにとってはムロフェスが戦うステージだと思っているので、そいつらから見ても「あいつら頑張っているな」と思ってもらえるようなライブにしたいです。


一同:お~(拍手)


室:俺も思うんだけど、ムロフェスはみんながホームみたいな感じでライブが出来る場所だと思うんだ。でもヌルくはないです(笑)。そんな感じで、今年もアツい一日になればうれしいです!みなさんよろしくお願いします!


一同:よろしくお願いします!


秋山:チョイチョイチョイチョイ!ちょっと室さん!「室さんまとめてるな」って思いましたよ!(笑)


一同:笑


秋山:3年間は見てきて、4年目でようやく出演できるということで、気合は十分なので、来てくれた人みんなにCHERRY NADE 169を見ていただきたいと思っています。先ほどからかき氷の話が出ていますけど、実はかき氷屋ではないので、バンドマンとしての秋山を見ていただきたいです!秋山が最後に「ワッショイ!」っていうコール&レスポンスがあるんですけど、え~っと、みなさんにこの場を借りてやっていただきたいなぁ、と思います!


一同:笑


室:ココで!?(笑)


伊井::嫌だ!


須藤:嫌だよ!


タケト:お断りやな!


白井:爆笑


村田::無理無理無理無理!絶対無理!!


■「ハッピャッパイ」「東のバイザ、西のchaqq」など、名言が数々生まれた座談会となった今回。過去出演経験のあるバンドがムロフェスルーキーズにその貫禄を魅せつけるか!?はたまたオールドルーキーHalf-Lifeを筆頭に、ムロフェス初出演バンドが新たな旋風を巻き起こすか!?皆さんの目で確かめに来てください!皆さんが見たこと無いような超強力なバンドが、晴海客船ターミナル特設ステージで待ち構えています!





INTERVIEWER:KOSUKE SHIMAKURA(O-EAST)